◆ブラジルやボリビア、ペルーにも!アマゾンの密林に眠る巨大文明――古代アマゾンには大都市が存在した?!
アマゾンと聞くと、どこまでも続く深いジャングルと、文明とは無縁の「未開の大自然」を思い浮かべる人も多いでしょう。
しかし近年の考古学調査によって、そのイメージを覆す発見が相次いでいます!
現在のブラジル、ボリビア、ペルーにまたがるアマゾン南西部には、かつて大規模で組織化された社会が存在していたと考えられているのです!
【密林の下から現れた巨大な構造物】
大きな発見のきっかけとなったのが、航空レーザー測量(LiDAR)です。
上空からレーザーで地表を測定すると、密林の下から円形や四角形など、規則正しく配置された巨大な土塁や堀が姿を現しました。
これらは「ジオグリフ」と呼ばれる構造物で、儀式や政治的な集会、祭りなど、人々が集まる重要な場所だったと考えられています。
【アキリー文明の規模】
こうした遺跡群はブラジルのアクレ州を中心に、ボリビアやペルーの一部にも広がっています。この地域では、紀元前600年頃から西暦850年頃にかけて古代社会が発展し、「アキリー文明(Aquiry文明)」として知られています。
特に驚かされるのが、その規模なんです!
最盛期には120万人から300万人ほどの人口が存在した可能性があり、北海道の2.1倍の面積に相当する、約18万3,000平方キロメートルもの広大な地域に影響力を持っていたと推定されています。「アマゾンの奥地に、そんな大きな社会が存在していたのか?」そう思わずにはいられません。
【自然と共存した暮らし】
当時の人々は、トウモロコシ、キャッサバ、カボチャ、トウガラシ、カカオ、綿花などを栽培し、ブラジルナッツなどの森林資源も利用していました。また、大河の周辺だけではなく、洪水の影響を受けにくい高地の森林「テラ・フィルメ」も巧みに利用していたと考えられています。つまり、森林を単純に切り開くのではなく、自然環境を利用・管理しながら大規模な社会を築いていた可能性があるのです。
【ジャングルは「何もない場所」ではなかった】
こうした発見は、ヨーロッパ人が到来する以前のアマゾンに対する私たちのイメージを大きく変えつつあります。
広大な森林の中には、計画的に造られた構造物があり、人々が集まり、農業を行い、森林資源を管理し、社会的なネットワークを築いていた。
アマゾンは、決して「何もなかった場所」ではなかったのです。
今も深い森の下には、私たちがまだ知らない古代の歴史が眠っているのかもしれません!
そして、この森を旅するとき、そこに生きた人々の存在を想像してみると、目の前に広がるアマゾンの景色が、少し違って見えてくるのではないでしょうか。
いまでも肉眼で確認できる巨大な堀





